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川床『明け方、ふもとより』1

川床

『明け方、ふもとより』

CD 

¥1,000 (税込)

 

『モナレコ・コンピ ~秘密のファンキータウン~』収録の川床(かわどこ)は日本のバンド。“民謡・フォーク・アンビエントが混ざったたようななにか"をコンセプトに2017より活動しています。メンバーはそれぞれマルメンチグループ、いーはとーゔ、ナカナカノバンドなどでも活躍。バンド内外で複数楽器をこなすメンバーも多く、マルチな才能が集結したバンドです。

日本の古典や伝統的な音楽をポップスに融合・昇華した素晴らしい音楽というのは沢山存在しますが、和楽器や唄・節といった定番的なアウトプット方法ではなく、バスクラリネット・ヒップホップ・キーボード・ギター・トイ楽器などを用いた独特なアプローチで土着的な精神性を見事に表現しています。

<曲紹介>

「よあけ」は約1分の短いインストゥルメンタル曲ですが、後に続く強烈な3曲を体に取り込むにあたり、生活音から音楽へ、日常から非日常へ、グラデーションのように要素をつなぐ存在でありながらも、そのグラデーション自体が夜明け空のように見事な美しさを放つ、というような楽曲です。

世に溢れる優れた海ソングの充実に対して山ソングが極めて少ないのは単に需要の問題かとは思いますが、じわじわとグルーヴを積み上げていくミニマルミュージックとの相性が悪いわけもなく、この「やまへ」で紡がれるラップには山への畏怖・山を登る孤独な精神性が宿っており、所謂シャーマニズムの様相を呈しています。山に登らない人もぜひ。

田舎で過ごした夏休みの有無、月刊将棋を読む親類の有無、そう言った個々の体験の有無に関わらず、聴いた人間をある一つの強烈な原風景に引きこんでしまうような「ひかり」。子供と老人の対比で描かれる人間の「生(営み)」と、様式美ともいえる所作の「静」が丁寧に描かれるディティールの美しさもそうなのですが、陽の光によって命を繋いでゆく人間の様を、少ない言葉数で歌に仕上げられてしまうことの凄さをしっかりと伝えたいです。

モナレコ・コンピにも収録されている「栄養」は祭囃子的な演奏の上で「えいよう」という言葉だけが時折繰り返される半インスト的な楽曲ですが、単純に元気が出るパワーワードであるとともに、「栄養=収穫を祈念する何か」を想起させたり、掛け声のような「エイヨォ」に聴こえたり、老若男女人畜分け隔てなく参加する童話の中の村祭りを描いたような不思議な情景が浮かんできます。朝の日の出のようなとろりとしたイントロから後半に向けてどんどん盛り上がっていく様は圧巻です。

1.よあけ
2.やまへ
3.ひかり
4.栄養