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LUNCHSONG PROJECT『ACOUSTIC STORY vol.02』1

LUNCHSONG PROJECT

ACOUSTIC STORY vol.02

LOEN

CD (L100004774)

¥1,491 (税込)

 

才気あふれる「音の職人」のソロプロジェクト
LUNCHSONG PROJECT

TEXT:まつもとたくお

韓国の大衆音楽が「K-POP」と呼ばれ親しまれるようになってから随分たつ。しかし、すべてのジャンルが日本のリスナーに届いているかといえば、実はそうではない。ダンスポップとバラードはお馴染みだろうが、ジャズやボサノバ、R&Bなどのエッセンスを取り入れた大人向けのロック&ポップスは、未体験の方が特に多いはずだ。また、この手のサウンドを得意とするアーティストがお隣の国にたくさんいることも、ほとんど知られていないのではないだろうか。

その中でも日本のリスナーに聴いてもらいたいと以前から思っていたのが、LUNCHSONG PROJECT(以下LP)だ。風変わりな名前だが、実体は人気歌手のヒット曲を量産してきた売れっ子プロデューサー、クォン・テウン(写真)のソロプロジェクトである。豊富な音楽知識と経験を持つ彼がCDデビューしたのは2010年10月のこと。特に目立った活動はしなかったものの、デビュー曲「Wind」はリリース直後に音楽関係者から高く評価され、日本でもコアなK-POPファンの間で“韓国の冨田ラボ”と話題になった。

☆LUNCHSONG PROJECT「Wind」
http://www.youtube.com/watch?v=h_QSNyOY86g

LPの音楽スタイルをひとことで言うのは難しい。ボーカルは汗臭さがなく、常に穏やか。メロディーも同様で、ジェイムス・テイラーやキャロル・キングといった70年代のシンガー・ソングライターの楽曲と似た雰囲気も感じさせる。バックのサウンドはイージーリスニングのようでいて、細部をチェックしてみると、コードとアレンジがジャズっぽかったり、ソウルフルだったりと、意外と安易に聴き流すことができない。

クォン・テウンは世界中のさまざまなアーティストの音楽から影響を受けてきたと言う。60~70年代のアーティストではマービン・ゲイやデバージ、スティービー・ワンダー、アース・ウインド&ファイアーなど、80年代はワム!、デュラン・デュランといった英国の人気グループ、そしてJ-POPでは玉置浩二、山下達郎、小田和正、久保田利伸が大好きだったそうだ。となると、これらをミックスして完成したのがLPの音楽だと単純に思いがちだが、出来上がった曲からは上記アーティストの影響がストレートに感じられないのが不思議である。

「特定のジャンルをやろうという気はありません。誰でも気楽に聴くことができる音楽にしたいと思っているだけです」と語るクォン・テウン。その姿勢は2013年9月にリリースされたLPの新作『ACOUSTIC STORY vol.02』にも貫かれている。「Wind」の続編と言えそうなセンチメンタルなポップス「Flying」、60~70年代のブリティッシュポップ風の「家族の力」、ラグタイムを取り入れた「S.N.S - Super.Natural.Style」など、収録曲はそれぞれテイストが違うが、いずれも親しみやすいメロディーが印象的だ。

どんな音楽なのか気になった方は、まずは下にリンクしているこのアルバムのダイジェストを聴いてほしい。たとえ韓国語がわからなくても、楽器の音色の美しさと繊細なアレンジに魅了されることは間違いない。やはり音楽に国境はないのだと実感するはずだ。

1 Thank you for the music
2 Flying
3 가족의 힘
4 S.N.S-Super.Natural.Style
5 나무
6 굿바이
7 Everybody Sing a song
8 열대야